 活動内容

 活動内詳細と写真

 
  • 小型藻場増殖礁の設置
藻場の衰退が心配される海域に「貝藻くん」を投入し、天然藻場から徐々に周辺に広がるようにしている。また、貝藻くんの中には生物が多く棲むことも確認されている。
 
  • アマモ場保全
平成25年から毎年、6月にアマモの種子を採取し、11月にその種子を撒いたゾステラマットを仏谷と甲ヶ崎に敷設している。翌春には順調に発芽し繁茂するが、夏には枯死するという状況が何年も続いた。敷設場所の選定や波除けのためにカキ殻マットを設置するなど試行錯誤を重ね、ここ数年は漁港内など数カ所で年を越えての生育が確認されている。
 
  • 磯焼け海域でのウニの除去
志積・矢代の2地区において、ウニが海藻を食べ尽くして藻場が無くなってしまう「磯焼け」被害が見られたことから、被害対策としてムラサキウニの駆除を実施している。
 
  • 駆除したウニの利活用研究
駆除したウニを、飼育することで商品価値を付けるための試験も開始た。先進地視察や専門家によるウニについての講習会を開催したほか、実際に駆除したウニをかごで飼育する試験も行っている。
 
  • 藻場モニタリング
毎年、海藻が最も繁茂する6月に、潜水して藻場の状況のモニタリングを行っている。
 
  • 海岸漂着物の回収
各浜に回収用コンテナを設置し、集落単位での回収活動を行っている。コンテナを常時設置することで、一斉清掃だけでなく、日常的な回収作業も行っている。また、台風による漂着物についても可能な範囲で回収を行っている。
 
  • 教育・啓発活動
市内外の小中学生から大学生、大人とあらゆる年齢層を対象に、磯観察やビーチコーミングを行い、藻場や海ゴミについて体験しながら学ぶ場を提供している。タコカゴ漁やワカメの刈取り体験、牡蠣の水揚げ体験など、漁業体験も合わせて行なっている。